●2003年7〜8月:シジュウカラの子育てのまとめ。

  前回の巣立ちから二ヶ月以上たった7月22日になって、別のシジュウカラの夫婦が同じ巣箱にやってきて巣作りを開始しました。

シジュウカラの繁殖の時期としてはもっとも遅い、いわゆる第3期の営巣ということになりますが、第3期の中でも遅いスタートと思いますので、果たして雛が一人前になるまでの間の、適当な餌が確保できるのかと心配ですが、何はともあれ、見守ってゆくことにしたいと思います。 という事でスタートしたこの記録も8月19日に巣箱に蛇が入って破局を迎えました。残念ですが、記録として残しておこうと思います。

         
年月日 記      録 備  考
03.8.19
破局が訪れました。
朝、6時からの15分間に蛇が入り、雛たちを飲み込んだようです。
6時に♂の給餌を確認し、6時15分には雄が給餌に来て巣箱を何度かのぞき込んだ後に餌を持ったまま飛び去ってしまいました。
以後、8時までに4度ほど、雄が来ては帰るので点検したところ、雌親の風切羽根が4枚残されているのみでした。
これまで、庭で蛇を見たことが無く安心していましたが残念です。

考えようによっては、生態系が健全に回っているということでもあるのだと思うことにしました。
Catastropheをご覧ください。
03.8.17
子育てが進行中です。
8羽の雛を確認しました。
雛の成長にかなりの差がついてきています。
親鳥は13分おき程度に餌を運んできます。
8羽の雛と餌のメニュをご覧ください。
03.8.16
孵化が完了したようです。
昨日まで見えていた止め卵を含む二つの卵がどの写真にも見えません写真でわかる雛は最大で昨日と同じ7羽ですが、重なっていてシャッターを切るたびに別の雛が首を持ち上げます。
孵化が完了したものと考えています。
孵化完了と思われます。のページを参照
03.8.15
孵化が始まり今朝で雛が7羽生まれています。
昨日(14日)から雄が巣箱に餌を運び始め、孵化が始まったことを知りましたが、一日雨が降っていたので屋根を開けて確認をするのはやめ、本日午前に7羽の雛を確認しました。
7羽の雛が生まれています。のページを参照
03.8.09
台風10号が早朝に襲来するも、無事に抱卵中。
抱卵は完全に雌の役目。雄は時々、巣箱まで雌を迎えに来たり送って来たりするのみ。餌場は団地の北側の谷。まもなく孵化開始と推定。

03.8.04 抱卵中。昨日で産卵は終了。10個のまま。
雄の訪問が半分以下に減る。雌が食事に出かけて帰ってくる時に送ってくる程度。

03.8.03 抱卵中。卵は今朝一個を追加し10個に。
今朝の卵が最終のいわゆる止め卵(トメダマ)と推定。
★卵は10個で最終です。のページ参照
03.8.02 抱卵中。卵は今朝一個を追加し9個に。
雌は時々、雄の迎えに応じて外出。
★卵は9個になりました。のページ参照
03.8.01 抱卵中。卵は8個に増加。まだ毎日産まれているようだ。
雌は時々、雄の迎えに応じて外出。

03.7.30 早朝に第6卵を産卵(昼に確認)
雌が抱卵して巣箱に泊まり込み開始
(午後6時45分確認)

03.7.29 巣材運び込みは昨日で終了。早朝に第5卵を産卵
産卵後は雌雄共に巣箱に来ない。

03.7.28 犬の毛運び続き、第4卵を確認(夕刻にチェック)
★巣作り、産卵開始
のページ参照
03.7.27 犬の毛運び続き、第3卵を確認(夕刻にチェック)
午前中は犬の毛運びに精を出す。午後からはさぼっていて来ない。

03.7.25 犬の毛を運び始め、第1卵を産卵

03.7.23 日没前の点検で巣の中はまだ苔のみ
苔は厚いところで3cm程度の厚さで、まだ床が1/3程度見える。

03.7.22
営巣開始:苔運びが始まる。

前回の巣立ちに使った巣箱は、巣立ち後数日して見てみると蟻が入っていたので、掃除をして、アルコールで消毒をしておきました。
また、親鳥の居ないときに簡単に巣の中が見られる様に屋根を取り外しできるように改造してあります。

22日の早朝からシジュウカラの雄が、家の北側のお宅のアンテナに止まってさえずり続けた後、雌を連れて巣箱の中に2羽で入たり、求愛給餌したりするのを目撃し、その後は、雄がアンテナでさえずって警戒している間に、雌が苔をくわえて来て巣の中に運び入れる作業が続いています。