●2003年7〜8月のシジュウカラ巣作りと産卵−1 

03.7.22
営巣開始:苔運びが始まる。

前回の巣立ちに使った巣箱は、巣立ち後数日して見てみると蟻が入っていたので、掃除をして、アルコールで消毒をしておきました。
また、親鳥の居ないときに簡単に巣の中が見られる様に屋根を取り外しできるように改造してあります。

22日の早朝からシジュウカラの雄が、家の北側のお宅のアンテナに止まってさえずり続けた後、雌を連れて巣箱の中に2羽で入たり、求愛給餌したりするのを目撃し、その後は、雄がアンテナでさえずって警戒している間に、雌が苔をくわえて来て巣の中に運び入れる作業が続いています。
03.7.23 日没前の点検で巣の中はまだ苔のみ
苔は厚いところで3cm程度の厚さで、まだ床が1/3程度見える。
03.7.25
犬の毛を運び始め、第1卵を産卵
03.7.27 犬の毛運び続き、第3卵を確認(夕刻にチェック)
午前中は犬の毛運びに精を出す。午後からはさぼっていて来ない。

以後の詳細は最後の『営巣記録のまとめ』をご覧ください。

2003.07.27
警戒する雄

 雄は巣箱のある楓の木が見えるアンテナに止まって雌が巣作りをしている間、さえっずって警戒しています。

巣作りはもっぱら雌の仕事のようで、雄が手伝う気配はありません。

前回の雄とはネクタイの模様が異なり、別の鳥であることがわかります。

2003.07.28
綿毛を運ぶ雌

 綿毛運びが始まって4日目にやっと、この写真が撮れました。

今回の雌は巣材を運んできてから巣穴に飛び込むまでの間がほんの一瞬で写真がとりにくく何度もチャンスを逃していました。

巣箱の中の綿毛を調べて見ますと、やはり犬の綿毛の様です。

2003.07.28
夕刻の巣内部

夕方の写真です。
苔を敷き詰めた上に犬の毛と思われる綿毛がしかれています

卵は25日から毎日一つずつ増えて今日は4個になっています。

雌が巣箱に居る最長時間は毎朝5時に来て6時に出てゆく時で、後は犬の毛を持ってくる5〜15分程度の短い時間です。